生成 AI の認定資格には色々ありますよね。
AWS や Google、Microsoft などのベンダーが実施している試験もあります。
私も AWS の認定は取得しましたが、一方でベンダーが絡まず、純粋に基礎から体系的に生成 AI 関連のスキルを確認・測定できる認定試験にも強い関心をもっていました。
そこで、国内の下記の生成 AI に関する3つの認定を取得したので、その内容を振り返ってみたいと思います。
なお、このブログ記事の内容は 2025 年 6 月時点の情報に基づいています。 試験の情報は更新されることもありますので、ご注意ください。
上記 3つはいずれも生成 AI の初学者の方でもチャレンジできる認定試験ですので、興味があれば以下の記載を参考にしてください。
生成 AI パスポート
生成 AI パスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会 (GUGA) が実施している試験です。 問題形式は選択式で、自宅でオンラインで受験できます。 私は 2024 年 6 月に受験して合格しました。
| 問題形式 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 選択式 | 60 | 60分 | 開示していない |
- 試験情報は こちら
以下、生成 AI パスポートを受験した所感です。
適度なシラバスの範囲
試験の学習教材が豊富
- 一般書籍として、試験の参考書、問題集が発刊されています。
- 無料の生成 AI パスポート AIクイズアプリをスマホから利用できます。
- 私はこれらの教材を2周ほど学習して試験に臨み、合格に役立ったと言えます。
- 試験の実施期間に注意
- 試験はいつでも受験できるわけではなく、実施期間は限られていますので注意しましょう。
- 2025年の場合は、2月、6月、10月に実施されます。
- 合否は、受験後しばらく経ってからの発表になります。私は 2024年に受験しましたが、一か月後にようやく合格していることを確認できました。
合否発表まで待っている期間はヤキモキしますが、3つの認定試験の中でシラバス範囲はバランスがよく、かつ教材も豊富で学習しやすいという印象を持ちました。
Prompt Engineering Professional - PEP
Prompt Engineering Professional - PEP は、一般社団法人日本プロンプトエンジニアリング協会が実施している試験です。 問題形式は選択式で、テストセンターでの受験となります。 私は 2025 年 5 月に受験して合格しました。
| 問題形式 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 選択式 | 100 | 60分 | 70%以上の正解 |
- 試験情報は こちら
以下、Prompt Engineering Professional - PEP を受験した所感です。
- 生成 AI の活用にフォーカスしている
- 公式の学習資料が役立つ
- この記事の執筆時点では試験の参考書や問題集は一般書籍として発刊されていませんが、シラバスに沿った学習資料が公式サイトから入手できます。
- この学習資料が、試験に役立ちます。私もこれらの資料を2~3周ほど学習して試験に臨み合格できました。
- 試験日時は選択可能だがテストセンターで受験
- 試験はテストセンターまで赴く必要はありますが、私は AWS の認定試験で慣れているので特に苦になりませんでした。
- 合否結果は、受験後にすぐに提示してくれるのも、個人的にありがたいです。
シラバスに沿った学習資料が公開されていることや、私は生成 AI パスポート合格後にこの試験を受けたことあり、この試験は個人的には難易度はあまり高くないと感じました。深層学習などの知識よりも、生成 AI を実際に活用する部分にフォーカスしている印象なので、「今、生成 AI をよく使っている」という方には取り組みやすい試験ではないかと感じました。
Gen AI Test
Gen AI Test は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施している試験です。 問題形式は選択式 (19 問) と記述式(1 問)で、自宅でオンラインで受験できます。 私は 2025 年 6 月に受験して合格しました。
| 問題形式 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 選択式 19問と記述式 1問 | 20 | 20分 | 非公開 |
- 試験情報は こちら
以下、Gen AI Test を受験した所感です。
- シラバス範囲、問題量ともに多くない
- Gen AI Test は問題数が 20 問で、シラバス範囲も他の2つの試験と比較し多くはありません。
- そういう意味では、チャレンジのハードルが高くないともいえます。
- 試験対策の教材は多くない
- 例題・過去問の一部や試験に関して説明する動画や、参考資料は公開されており、それはそれで役に立ちますが他の2つの試験と比較して教材は多いとはいえません。
- ただし試験を実施している日本ディープラーニング協会は、G 検定を実施している団体でもあり、生成 AI や深層学習に関連する用語の解説は G 検定向けの情報や教材をみることでカバーできます。
- 試験の実施期間に注意
- 試験はいつでも受験できるわけではなく、実施期間は限られていますので注意しましょう。
- 2025 年の場合は、6 月に 1 回目が実施されました。2 回目についてはまだ情報が公開されていません。ただ、2024 年度の実績をみると 2 回実施されていますので今後の開催の情報を確認してみてください。
この試験は他の2つと比較し、問題数が少ないので「勉強したぞ!そして合格できたぞ!」という感覚を得られにくいかもしれません。ただ他の2つの試験と異なり、記述問題が出題されます。この記述問題は自分の実力を測るのには適していると感じています。選択式の問題と異なり、記述問題の場合は本当に問題の意味を理解していないと回答を記述することができません。記述問題の出題は 1 問だけではありますが、真の実力を測定するという意味では、良い経験ができたと感じています。
以上です。 今後、上記の認定取得に興味がある方は参考にしていただければ幸いです。
生成 AI は、昨今非常に注目されている分野ですので、今後また新しい認定試験が出るかもしれませんね。 その場合はまたチャレンジしようと思います!