Amazon Linux 2 に minikube をインストールする方法
この記事に記載されている方法は、minikube 1.26 以降のバージョンでは適用できませんのでご注意ください。 詳細は、下記の v1.26.0 のリリース情報をご参照ください。
Releases · kubernetes/minikube · GitHub
こちら minikube start の内容を参考に実施しました。 minikube start の記載だけでは不十分な箇所があったので、迷わずインストールできるよう手順をこの記事に書いていきます。
この時、minikube start に記載されている次の要件を満たすため、インスタンスタイプは t3.small で EBSボリュームの容量も 20 GB 以上にしておきます。(このスペックは AWS の 無料枠 ではありませんのでご注意ください。)
- 2 CPUs or more
- 2GB of free memory
- 20GB of free disk space
インスタンスが作成されたら、接続します。 私は Session Manager で接続しましたが、ssh を使って ec2-user で接続してもかまいません。
接続後、次の手順を実施していきます。
Docker をインストールする
sudo yum update -y sudo amazon-linux-extras install -y docker sudo systemctl enable docker sudo systemctl start docker
OSユーザーをdockerグループに追加
次の例では OSユーザーを ssm-user にしています。
sudo gpasswd -a ssm-user docker
この後、いったんログアウトして、もう一度ログインします。
minikube のインストール
いよいよ minikube をインストールします。
conntrack
のインストールも必要です。
curl -LO https://github.com/kubernetes/minikube/releases/download/v1.25.2/minikube-linux-amd64 sudo install minikube-linux-amd64 /usr/local/bin/minikube sudo yum install -y conntrack
minikubeの起動
インストールが終了したら、起動します。
次の例では --vm-driver=none
で起動しています。
minikube start --vm-driver=none
kubectl の設定
次の例では、minikube の handbook の kubectl の内容を参考に、シンボリックリンクを使って kubectl を使うようにしています。
sudo ln -s $(which minikube) /usr/local/bin/kubectl
kubectl を試してみます。
kubectl get all
結果の例:
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE service/kubernetes ClusterIP 10.96.0.1 <none> 443/TCP 2m
これで、完了です。 一度手順が確立できれば、簡単に、いつでもすぐに再構築できますね。